フラットのココと朝の散歩に出かけると道路や歩道はすっかり雪が解けていました。
散歩を終え、家に帰るといつもは熟睡しているビーグルのチャンス16歳が
『自分だってサンポしたい!』と、しつこくワタシに付いて来ます。
ここしばらく、朝の散歩は行きたがらないチャンスだったのですが、認知症サプリを摂るようになって若い時の習性が戻って来ているらしいのです。
(良いことも悪いことも)
嬉しいことなのでご近所ひと回り好きなように歩かせてあげました。
(ほんの数百メートル)
その翌朝のことでした。
朝ゴハンを用意するとチャンスがやって来ました。
チャンスはゴハンを食べようとして顔を背けます。
食べたい気持ちはあっても身体が受け付けない様です。
そして寝てしまいました。
食いしん坊のビーグルが食べないとは、ただ事ではありません。
チャンスは、普段は問題ないのですが、水頭症なので春先の急激な気圧の変化で脳圧に影響が出ると体調を崩します。
昼に起きて水をたらふく飲んでしばらくすると吐きました。
結局5回くらい水を吐いてお腹は空になったようです。
夕方まで何も食べないで庭に出ると今度は血便でした。
それから何度もフラフラしながら庭に出て、しゃがみますが何も出ません。
昨春のすい炎と同じような症状です。
かかりつけの病院が休みだったこともあり、絶食して様子を見ることにしました。
少し寝てはウロウロ歩いたりの繰り返しで一晩中落ち着かずに朝になって病院へ行きました。
先生の診断では
『何か悪い物を食べて、胃と腸の粘膜が炎症を起こしたと思われます。』
吐き気が止まったので絶食したことで胃の粘膜は元に戻っていると思います。
腸も多分大丈夫だろうけど抗生剤を飲ませてください。』
そのような診断でした。
ワタシ
『変わったものは食べさせてないのですが。。。
他に考えられる原因は何でしょう?』
先生
『よくあるのが散歩です。
春になると雪の下からいろいろな物が出てきます。
食べなくても鼻先に付いたものをペロリと舐めて
口に入るとそれがバイ菌だったり毒物だったり
可能性はいろいろです。』
ということは。。。
ビーグルの大好きなクンクン(クン活)は危険?
確かに草むらに鼻を突っ込んで、しつこくクンクンしてました。
先生によると
『急性の胃炎、大腸炎の大半は、何を食べたかわからないけど、
口から入ったものが原因と考えられます。』
『しかし、胃炎(嘔吐)、大腸炎(下痢、血便)が、治まれば完治します。
胃や腸の粘膜の再生を助ける薬で治りは早まります。』
先生の診断どおりチャンスは元気になってきました。
チャンスのように16歳にもなると、それが命取りになる場合もあるようです。
年をとっても散歩は楽しみなので、できるだけ清潔なところを歩かせてあげる事にしました。
おかしなものを食べてなくても突然、胃腸を壊してしまう原因は、犬の習性であるクンクン(クン活)が原因の場合が多いそうです。
鼻先に付着した劇薬の除草剤や腐敗した食べ物の菌などが口の中に入って体調を崩したと思われるときには、まず絶食して胃や腸に食べ物を入れないこと。
炎症で荒れた胃や腸の粘膜は6時間程度で全細胞が入れ替わり再生するそうなので、何より絶食、安静が回復の近道だそうです。
頻繁にお腹を壊すときには、散歩コースを変更することも必要でしょうね。
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