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薬を使った延命について。

   

 

ガンに侵され末期と診断された愛犬に対して、抗ガン治療、ステロイド投薬などで延命している投稿をブログやSNSでよく見かけます。

 

助からないのがわかっていて苦しみを長引かせるのはいかがなものか?

飼い主のエゴではないのか?

他人ごとなので漠然とそのようなことを感じていました。

 

しかし、誰より元気だった自分の愛犬(ティアラ)が、食事を拒否して受診すると末期ガンで余命2ヶ月と宣告されました。

そのときは

『こんなに元気な犬が簡単に死ぬわけがない』と思っていました。

 

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かかりつけの先生によると

ティアラの場合は、抗ガン治療しても結局は治らないが、半年程度の延命が期待できる。

抗ガン治療で延命できるかもしれない半年間は毎日のように病院に通い、点滴や検査に費やされる時間になるとのこと。

治療しなければリンパ腫の位置からも痛みはなく、ただダルさが増していき、食欲も落ちて衰弱して最期を迎える。

 

このような話から

薬による治療はしないで、できるだけ今までのように一緒に暮らし、静かな時間を共にする。

身体に負担にならないガンに効くと言われるサプリメントを与える。

こう選択しました。

 

2週間後に病院で腫瘍の大きさを確認すると予想より大きくなっていました。

この頃には食欲はなくなり自力では歩けず介助が必要となりました。

 

食べるものは、お菓子やアイスだけ。

当然、栄養不足でどんどんやせ細ってきます。

食べたそうにしていても身体は受け付けない。

 

衰弱して、身体を起こすのがやっとなのに、台所から何かを持ってくると食べたくて目がキラキラします。

しかし、匂いを嗅ぐと食べられないので横を向く。

 

体重はどんどん落ちます。

信じられないくらい急激に弱りました。

このまま見送ることは出来ません。

 

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ステロイド剤は副反応として食欲も増進するので注射してもらいました。

 

翌日、ティアラは、ほぼ寝たきりで動けない状態だったのに手足をバタバタして布団から出ていました。

側に寄って行くと嬉しそうにシッポを動かします。

シッポが動いたのは久しぶりです。

薬を使ってでも元気になってくれると嬉しいものです。

呼吸も落ち着いて楽そうに寝ています。

 

しかし、この薬は元気と引き換えに身体にダメージを与えているはずです。

 

いつまでも続けられないので、食欲が戻って欲しい。

できることならそれをきっかけに回復して欲しい。

 

衰弱して『もう目覚めないかもしれない』と思った愛犬に

ここまで期待してしまうのですから、薬の力は素晴らしくもあり恐ろしくもあります。

 

人の犬が同じような状況で、抗ガン治療や薬、栄養点滴による延命をしているのを見て、犬の望まない辛い思いをさせていると思っていましたが、いざ自分が同じ立場になるとその気持がよくわかります。

 

とにかく一緒に居たい。

それだけなのですね。

 

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